実話を元に作成されたノンフィクション映画『泣き虫ピエロの結婚式』が2016年9月24日に公開されることが決定しました。

今回主演を務めるのはドラマ「女王の教室」や映画「誰も守ってくれない」で有名な志田未来と、映画「orange」や「シマウマ」にも出演した竜星涼の二人。

『泣き虫ピエロの結婚式』は作者の望月美由紀さんの実話を元にした作品で、ノンフィクションの内容となっています。

今回は映画『泣き虫ピエロの結婚式』の原作やストーリー、キャストについて書いていきたいと思います。

 

 

原作は？

 

原作は、書籍『泣き虫ピエロの結婚式』。

クラウンとして活躍していた作者・望月美由紀さんとその夫・杉山一衛さん、二人の壮絶な人生を描いた作品です。

元々は体験したことをはがき1枚におさめる作品のコンクールである「第4回日本感動大賞」に「クラウンに魅せられて」というタイトルで応募したことがきっかけで、このコンクールで望月さんは大賞を受賞します。

この「クラウンに魅せられて」という作品を書籍化したものが『泣き虫ピエロの結婚式』です。

『泣き虫ピエロの結婚式』は実話を元に作られており、ノンフィクション作品となっています。

 

 

ストーリー

 

映画でのストーリーはまだしっかりと公開されていないようですので、

以前に望月さんがTV番組に出演した際に語った事と原作の内容を踏まえて書いていきます。

映画の内容とは異なる点があるかもしれませんのでご注意ください。

※ネタバレを多分に含みますので、苦手な方は飛ばしてください。

 

 

幼い頃から人を楽しませることが好きだった作者の望月美由紀さん。

そんな彼女は高校2年生の時に地元・静岡で開催された大道芸ワールドカップでクラウンを見て感動したことをきっかけに、人を喜ばせるためにクラウン(道化師)を目指し始めます。

その後22歳でプロの道化師を目指して上京。

しかしプロへの道は中々険しく、上手くいかない日々。

周りからの期待に応えようと、がんばるものの結果は中々ついてこない・・・。

周囲の期待とプレッシャーに耐えきれなくなった彼女は上京して2年経った頃から鬱病を発症してしまいます。

受講していたエンターテイナーの養成講座はなんとか卒業したものの、鬱病を治すために一度静岡に帰ることに。

 

静岡に戻った後のある日、彼女はバーベキューパーティをきっかけにのちの夫になる杉山一衛さんに出会います。

出会った当初の印象は望月さんが鬱病だったために最悪の印象だった。

しかし彼もまた人を楽しませ、笑顔にすることに喜びを感じている人物だったため、次第にお互いは惹かれ合い、交際まで発展することに。

しかしその半年後に二人は別れることとなってしまうが、

さらにその後、彼女が鬱病を克服したことをきっかけに再び彼との交際が始まります。

二人の出会いから7年後、望月さんは杉山さんからプロポーズを受けることになります。

幸せな生活を夢見て、晴れて二人は結婚することに。

しかし結婚式の翌日、二人は悲劇に見舞われます。

 

夫の一衛さんが突如原因不明の高熱にかかり、意識を失って病院へ運ばれてしまうのです。

元々腎不全の持病があった一衛さんだったが、これまでは元気に生活を送ることができていた。

そして入院してから2週間後、ついに意識を取り戻しました。

しかし意識を取り戻したものの、結婚したことすら覚えてないほどの病状。

原因不明の炎症性疾患という難病であることが判明した。

美由紀さんは一衛さんに元気になってほしいと、つらい気持ちを抑えて看病に励みます。

「自分が笑顔でいることで、彼も笑ってくれるんじゃないか」

そんな想いを抱きながら、彼に接する時は笑顔でいようと心に決め、普段クラウンとして行っている心で必死に看病を行いました。

そしてその想いが伝わったのか、次第に彼は元気を取り戻し始めます。

やがて一衛さんは笑顔を見せるだけではなく、周囲の人に冗談を言って笑わせるようになるまでに回復します。

 

しかし、順調な回復を見せていた一衛さんだったが、入院から40日経った2011年4月1日。

一衛さんは意識のないまま息を引き取ってしまいます・・・。

美由紀さんは一衛さんが最後に穏やかで笑っているように見えたと語りました・・・。

 

 

 

悲しい、壮絶な話ですね。

相手に最後まで笑ってもらえるように、どんな時でも笑顔でいること。

それはとても重要なことであり、尊敬できる行動でもあります。

つらい状況でもそれをやってのける望月さんの素晴らしさが伝わってきますね。

 

 

キャスト紹介

 

さて、今回のノンフィクション映画『泣き虫ピエロの結婚式』のキャストを紹介していきたいと思います。

 

 

志田未来：佳奈美役

2005年にドラマ「女王の教室」でブレイク。

その演技力が評価され、天才子役と呼ばれるほど。

その後数々のドラマにも出演。2009年には映画「誰も守ってくれない」では映画初主演を飾りました。

2010年7月には「借りぐらしのアリエッティ」で声優に初挑戦するなど、子役時代から現在に至るまで女優として活躍し続けている。

今回、笑顔を忘れた透析患者の陽介に恋する主人公の佳奈美役を演じます。

 

 

 

竜星涼：陽介役

2015年公開の映画「orange」や、2016年公開の映画「シマウマ」にも出演。

戦隊ヒーロー物の「獣電戦隊キョウリュウジャー」の主人公・桐生ダイゴ (キョウリュウレッド)役を演じたこともある。

最近ドラマや映画での出演も増え、注目されはじめている俳優。

今回、もう一人の主人公・笑顔を忘れた透析患者の陽介役を演じます。

 

 

 

新木優子：真紀役

結婚情報誌の「ゼクシィ」8代目CMガールとなり話題になりました。

雑誌「non-no」の専属モデルとして活躍中。

今はモデルとして活躍していますが、元々は女優として芸能界にデビューしています。

今回、主人公二人を温かく見守る親友の真紀役を演じます。

 

 

映画化ということで、主人公の名前は佳奈美と陽介になっているようです。

親友の真紀はどういった形でストーリーに絡んでくるんでしょうね。

 

そして主演を務めるのは志田未来さんと竜星涼さん。どちらも実力のある俳優なので、演技力には期待できそうです！

「ゼクシィ」8代目CMガールの新木優子さんはあまり女優として活躍しているところを見たことはないので、どんな演技を見せてくれるのか気になるところです。

 

 

 

望月美由紀さんは現在、大道芸のサークルを立ち上げて若手の指導に注力するだけでなく、自身の経験を元に笑顔の重要性を世に広めるため、笑顔のセミナー講師としても活躍しています。

あれだけ壮絶な人生を送っていた望月美由紀さんが今はしっかりと立ち上がり、前を向いて生きていっています。

そんな望月美由紀さんの人生をノンフィクションで描いた映画『泣き虫ピエロの結婚式』。

泣ける・感動する・考えさせられる映画になっていること間違いないでしょう。

 

ノンフィクション映画『泣き虫ピエロの結婚式』は2016年9月24日に公開予定です。

忘れないようにチェックしておきましょう！

 

⇒泣き虫ピエロの結婚式の映画主題歌はWHITEJAM！予告動画も公開

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