Disney+の日本での配信予定はいつ?DELUXEとの違いも
HuluやNetflixなど、動画配信サービスが世界的に人気となっており、日本でも利用する人が増えてきていますよね。
そんな動画配信サービス市場ですが、ついにあの超大手企業「ディズニー」が乗り込んでくることになりました。
サービス名称は「Disney+(ディズニープラス)」。ディズニーの過去作品やDisney+オリジナル作品を見れる動画配信サービスになっており、ディズニーファンにはたまらないサービスと言えるでしょう。
ディズニーといえば「アナと雪の女王」や「ズートピア」「ベイマックス」などのファンタジーなアニメーションが有名ではありますが、あのスターウォーズやマーベルシリーズもディズニー作品になります。
特に日本でもアベンジャーズの影響でマーベルシリーズの人気はうなぎのぼり。
さらに2019年8月23日にDisney+向けにマーベルヒーロー「ミズ・マーベル」「ムーンナイト」「シー・ハルク」の実写シリーズが制作されることが発表され、Disney+への注目度がより高まってきました。
今回はDisney+(ディズニープラス)の日本での配信がいつになるのかについてや、Disney DELUXE(ディズニーデラックス)との違い、Disney+の月額料金、制作予定のオリジナル作品一覧などについて詳しくまとめていきたいと思います。
Disney+が日本でサービス開始されるのはいつになるのか?
まず、Disney+は米国で2019年11月12日からサービス開始予定となっています。
もちろん米国以外でのサービス開始も予定されており、
・西ヨーロッパが2020年度の第一または第二四半期
・東ヨーロッパはその後
・アジアパシフィックは今後2年以内
・中南米は2021年度の第一四半期
との予定になっているようです。
順番的に言えば、西ヨーロッパ ⇒ 東ヨーロッパ ⇒ アジア ⇒ 中南米の順番でサービス開始されていきそうですね。
日本はアジアパシフィックに含まれているので、今後2年以内ということ。
ちなみに上記の情報は2019年4月頃の情報になりますので、もし日本でサービスが開始されるとしたら2021年4月頃までには日本でのサービスが開始されるものと思われます。
Disney+とDisney DELUXEの違いは?
ご存じの方も多いかもしれませんが、日本ではすでに「Disney DELUXE」というディズニー作品・ピクサー作品などを配信している日本独自の動画配信サービスが始まっています。
Disney+のサービスが発表された後にDisney DELUXEが発表されたので、発表当時は「え?Disney+はどこに行ったの?」って感じがありましたが・・・。
詳しく調べてみると、どうやらディズニー側としてはDisney DELUXEを日本のマーケットに合わせた特別なプロダクトとして位置付けしており、Disney+とは別物かつ日本独自のサービスと考えているんだとか。
ちなみにDisney DELUXEは日本の通信会社であるNTTドコモとタッグを組んで行っているサービスであり、両社が協力してディズニーコンテンツの拡大を図っていく予定なんだそうです。
ディズニー側は良質なディズニーコンテンツを提供し、ドコモの販売力を使っていく。そんな感じでしょうか。
どちらにしても、基本的にDisney DELUXEのコンテンツを制作するのはディズニーのようなので、こう見てみると内容としては現状ほとんどDisney+と変わらないような気がしますね。
Disney+との大きな違いは、販売するプラットフォームを提供する会社がドコモになっているという点だけでしょう。
Disney+のオリジナル作品の配信はどうなるのか?
さて、そうなってくると日本でのDisney+のオリジナル作品の配信はどうなるのか?というのが気になってくるところです。
すでに多数のオリジナル作品(「ミズ・マーベル」「シー・ハルク」「ファルコン&ウィンターソルジャー」「スターウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン7」など)がDisney+で配信予定であることが発表されており、それ目当てでDisney+に期待している日本人も少なくはないでしょう。
とはいえ、考えられる可能性は以下の二つだと個人的には考えています。
①Disney DELUXEとは別にDisney+が日本でもサービス開始する
Disney DELUXEは発表時の質疑応答で、”日本独自のサービスという位置づけで、Disney+とは別物である”と話していたので、Disney DELUXEとは別にDisney+を日本でサービス開始する可能性も十分あり得るでしょう。
今は日本の動画配信サービス市場に入りこむためにドコモとタッグを組んでDELUXEを提供しているディズニーですが、当然間にドコモが入っている関係上、利益は少なからず減っているはずです。
ディズニー独自のサービスであるDisney+を日本でも浸透させたほうが、ディズニー側としてはやりたいようにやれますし、ディズニー単体でやっていけるのならばそっちのほうがメリットがあるように思えます。
また、Disney DELUXEをDisney+と全く別物と話していることからも、ディズニー側がDisney+を提供開始する余地を残しているような気がします。
もしもDisney DELUXEとは別にDisney+が日本でサービスが開始されるとなると、Disney DELUXEは事実上の撤廃ということになるんじゃないかと思いますが・・・。
Disney DELUXEのサービス開始が2019年3月26日。Disney+が2021年4月までにはアジア地域サービス開始予定としていることを考えると、これが実現するとかなり世知辛い感じになりますね。
[商願2019-50274]
商標:[画像] /
出願人:ディズニー エンタープライゼズ インク /
出願日:2019年4月10日 /
区分:35(広告業ほか),38(電気通信ほか),41(教育、訓練、娯楽、スポーツ及び文化活動ほか) pic.twitter.com/8VcbVexVs6— 商標速報bot (@trademark_bot) April 29, 2019
ちなみにですが、ディズニーエンタープライゼズインク社がDisney+の商標を出願していることも確認されています。
商標を出願したからといって日本版Disney+のサービス開始が確定されたわけではないですが、可能性は十分あると言えるでしょう。
②Disney DELUXE上でDisney+のオリジナル作品を配信する
しかし、もしもDisney DELUXEが好調であり、ドコモと良好な関係が築けているのならば、Disney DELUXE上でDisney+のオリジナル作品を配信する可能性もあるでしょう。
Disney DELUXEとDisney+は動画配信サービスという点ではほぼほぼ一致しているサービスなので、特に別にする必要もないですから。
そして、Disney DELUXEのコンテンツは現状ディズニーが提供している関係上、Disney+のオリジナル作品の権利もディズニーが有しているわけですから、Disney DELUXEに提供することも当然可能でしょう。
なので、Disney DELUXEを日本でのDisney+という位置づけに置いてDisney+のオリジナル作品を配信していく形にするというパターンもありそうです。
結論:どちらにしても日本でDisney+のオリジナル作品は見れるようになるのではないだろうか?
と、まあ個人的には上記2パターンのどちらかになると考えているので、どちらにしても日本でDisney+のオリジナル作品は見れるようになるんじゃないかと思っています。
ディズニー側も日本でディズニー映画やマーベル作品が人気であることは把握しているでしょうし、あえて日本で配信しない理由が特にありません。
日本での配信プラットフォームに困ってできないというパターンもドコモと協力している関係上あり得ないでしょうし(っていうかすでにDELUXEがありますから)。
なので、配信プラットフォームがDisney+になるのか、Disney DELUXEになるのかの違いだけになるんじゃないかと思いますね。
第3の可能性として、“Disney+オリジナル作品はDisney DELUXEで配信せず、Disney+自体が日本に来ない”という最悪のパターンになる可能性もゼロではないですが、そんなことをするメリットも思い浮かばないので、このパターンはなさそうな気はしてます。
あくまで予想ではありますが、筆者の考えとしては、Disney DELUXEで配信されるかDisney+で配信されるかはわからないが、どちらにしても日本でDisney+のオリジナル作品を見ることはできるようになるんじゃないかと予想しています。
Disney+の料金・対応デバイスについて
続いて、Disney+の料金や対応デバイスについてです。
すでに発表されているDisney+の米国での料金プランは、月額6.99ドル、年額69.99ドルとなっています。
記事執筆当時のレート(1ドル=105円)で考えると月額約730円になりますね。
日本にDisney+がくる場合も大体このぐらいの料金設定になるんじゃないでしょうか。
ちなみに、Disney DELUXEの月額料金は756円(税込)になっているので、料金設定はほぼほぼ変わらない感じですね。
他の動画配信サービスの料金を見てみると、Huluが1007円(税込)、Netflixが864円・1296円・1944円(税込)、Amazonプライムビデオが500円(税込)となっているので、料金設定としては比較的安めになっているのではないかと思われます。
この値段でディズニーの過去作品やDisney+のオリジナル作品が見られることを考えると、ディズニーファン的には加入する価値のあるサービスと言えるでしょう。
対応デバイスについては、
・PCのWebブラウザー
・Apple iOSデバイス
・Apple TV
・Androidモバイルデバイス
・Android TV
・Chromecast
・Rokuデバイス
・PlayStation 4
・Xbox One
これらデバイスがサービス開始時に対応予定のデバイスになっているようです。
考えうる限りほとんどの機器で再生可能なので、再生可能なデバイスに困るということはなさそうです。
そして全然話は逸れますが、対応デバイスに出てきたRokuデバイスというのが個人的に少し気になりました。
日本では聞き覚えのないデバイスですが、アメリカでは結構メジャーなストリーミングデバイスみたいで、アマゾンの「FireTV」やグーグルの「Chromecast」、アップルの「AppleTV」などのストリーミング端末市場で首位に立っているメーカーなんだとか。
価格帯が安いことと、テレビに初めからストリーミング機能が内蔵されている一体型テレビが人気の秘訣なんだそうです。
日本市場にはまだ参入してきてないですが、ひょっとしたらこの先Rokuデバイスが日本でも主流になる日が来るかもしれないですね。
Disney+で配信が予定されているオリジナル作品
Disney+では、過去に放送されたテレビ番組から7500エピソードを公開する予定であり、加えてオリジナルシリーズを20本、オリジナル映画を10本、初年度中に配信する予定であることを発表しています。
また、Disney+ではオリジナル作品を複数制作する計画でいるようですが、映画ではなくテレビシリーズを中心に制作していく予定なんだそうです。
よって、オリジナル作品は基本的にテレビシリーズが中心になっていくものと思われます。
すでに配信が発表されているオリジナル作品は以下の通りです。
■マーベルシリーズのオリジナル作品
『The Falcon and The Winter Soldier(原題)』(2020年秋予定) ファルコンとウィンターソルジャーが主人公のオリジナルドラマ
『WandaVision(原題)』(2021年春予定) ワンダとビジョンが主人公のオリジナルドラマ
『Loki(原題)』(2021年春予定) ロキを主人公にしたオリジナルドラマ
『Hawkeye(原題)』(2021年秋予定) ホークアイを主人公にしたオリジナルドラマ
『MS.MARVEL(原題)』
『MOON KNIGHT(原題)』
『SHE-HULK(原題)』
■スターウォーズシリーズのオリジナル作品
『ザ・マンダロリアン』スターウォーズシリーズ初の実写ドラマ
『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン7』 CGアニメ映画をテレビシリーズにリブート
■その他作品
『Lady and the Tramp(原題)』 わんわん物語を実写とCGで新たにリメイク
『Forky Asks a Question(原題)』 トイストーリー4の新キャラクター”フォーキー”に焦点を当てた短編シリーズ
ドラマ版『モンスターズ・インク』
『天使にラブ・ソングを3』
・・・etc
見ての通り、かなり多くのオリジナル作品を制作予定のようです。
さらに、ザ・シンプソンズやパイレーツオブカリビアンシリーズ、マーベルシリーズなど、過去の人気作品も数多く配信予定となっているので、最終的なコンテンツボリュームは中々のものになりそうですね。
個人的にはマーベルファンなので、ワンダビジョンやホークアイなどのマーベルヒーローのドラマシリーズがかなり気になるところです。
最近ミズマーベルやムーンナイト、シーハルクなども発表されたので、Disney+へのマーベル作品への期待もより一層高まってきました。
Disney+のオリジナル作品が見れる日が待ち遠しいものです。
今回の記事のまとめ
今回はディズニーが提供開始予定の新サービス「Disney+」についてまとめさせていただきました。
日本でのサービス開始がいつになるのかや、Disney DELUXEとの兼ね合いがどうなるのかなどについてはまだまだ情報が出きっておらず、不確定な部分も多いですが、どちらにしてもDisney+のオリジナル作品が日本で見れるようになる可能性はかなり高いんじゃないかと個人的には思っています。そして、願っています。
まだまだこれからのサービスなので、どうなっていくのかはわかりませんが、日本でもディズニー作品が楽しめるように動いて行ってもらえるとありがたいですね。
またDisney+に関する新しい情報が出てき次第追記していきたいと思います。
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