今井絵理子の息子の聴覚障害とは?参議院選挙の政策や出馬の理由
女性アイドルグループ「SPEED」のメンバーである今井絵理子さんが参議院選挙に出馬し、
見事当選を確実としました。
「SPEED」といえば、一時代を作り上げたと言われるほどに人気のあったグループで、
1990年代の代表的音楽グループの一つとも言われています。
その「SPEED」のメンバーだった今井絵理子さんのSPEEDでの活動や息子の聴覚障害、今回参議院選挙に出馬した理由、参議院選挙で掲げた政策、について書いていきたいと思います。
SPEEDでの活動
SPEEDは新垣仁絵、上原多香子、今井絵理子、島袋寛子の女性4人のグループ。
今井絵理子さんはSPEEDのメインボーカルを担当していました。
SPEEDは「Body & Soul」「White Love」「STEADY」などのヒット曲で有名ですね。
有名なグループなので知っている方も多いですが、SPEEDの活動歴について書いていきます。
SPEEDは1996年に結成され、1stシングル「Body & Soul」でデビューしました。
しかし、2000年にはグループが解散。
解散後はメンバーそれぞれがソロで活動していましたが、
ファンからの呼び声も高く、2008年に再度結成することとなります。
しかし活動を再開するも2013年にメンバーの新垣仁絵が結婚したことにより、所属事務所との契約を更新せず、
SPEEDは二度目の解散を迎えました。
一度解散しても再度結成し、全国ツアーの実施やシングル・アルバムの発売を行えるということは、それだけでSPEEDの人気の証明にもなりますね。
SPEEDは日本レコード大賞や全日本有線放送大賞など、数々の賞も受賞しています。
1996年から2000年にかけて、
当時の音楽業界に多大な影響を与えたのは間違いないでしょう。
息子は聴覚障害を持っている
今井絵理子さんには「礼夢(らいむ)」くんというかわいい息子さんがいます。
こちらが息子さんの画像↓
しかし実はこの礼夢くん、聴覚障害を持って生まれてきました。
病名は「先天性高度感音性難聴」
音がほとんど聞こえないレベルの聴覚障害です。
音がぼやけて聞こえたりするなど、音のとらえ方が通常と異なり、
重度になると完全な回復は見込めないようです。
今井絵理子さんは2008年に放送された「24時間テレビ 愛は地球を救う」で息子さんの聴覚障害について公に告白しました。
そしてこの放送によって、世間から息子さんの聴覚障害について知られるようになり、
多方面から大きな支持を得ることとなりました。
今井絵理子さんは、2013年8月に耳の聞こえない大好きな息子とのささやかな日常で感じたことなどを書こうと、ブログを始めました。
これが世間では大人気に。
「応援してます」「みんなにも子供の障害についてもっと理解してほしい」「同じような悩みを持つ母親もブログを見て励まされるんじゃないか」など、
今井絵理子さんの元へ応援する声が多数届いたようです。
ちなみに息子さんの父親にあたる今井絵理子さんの元旦那は、音楽グループ「175R」の元ボーカルのSHOGOさんです。
SHOGOさんとはすでに離婚しており、今井絵理子さんはシングルマザーとして働きながら子育てに取り組んでいます。
また、今井絵理子さんはNHKのテレビ番組「みんなの手話」の司会を3年間勤めたり、
特別支援学校や児童養護施設で学校の子どもたちに歌や音楽を届ける活動なども行っているようです。
シングルマザーという厳しい環境の中、息子さんの聴覚障害にもしっかりと向き合い、
世の中の同じような立ち場の人にもがんばってもらえるように活動し続けています。
本当にいい親子だと思います。
今井絵理子さんは息子さんにとって尊敬すべき良い母親なんでしょうね。
参議院選挙に出馬した理由
さて、立派な母親として息子さんを支えている今井絵理子さんですが、
今回参議院選挙に出馬し、見事当選することとなりましたね。
では今回参議院選挙に出馬することになった理由は一体なんだったのでしょうか?
自身のブログで参議院選挙に出馬するにあたり、政治への思いを話していましたので、
まずはこちらをご覧ください。
私が21歳の時、耳の聞こえない息子を産みました。
それまでは歌の世界で生きて来て、世の中の仕組みに無知だった私に、子育てや障がい…様々なことが一気に押し寄せてきました。
どうすればいいのか分からなかった私を助けてくれたのは、同じ境遇のお母さん達でした。
その中で様々な思いを抱えて子育てをしている人々に出会い、誰も気付かないところで苦しんだり困っているのを知り、当事者として少しでも社会を変えて行く事が出来ないかと考えていました。
私も最初は何も知らなかったのですが、実際に育児や障がいに面した事によって意識が大きく変わりました。
差別や問題は知らない事から生まれる事を見てきました。
大げさに何かをしなくても私の経験を通して少しでも多くの人に目を向けてもらう事で改善していくこともあると信じています。
私は政治を希望だと思っています。
色々な問題を多くの人たちで知恵を出し合って少しでも解決に近づける場所だと思います。
息子が大きくなった時「日本で生まれて良かった」と思ってほしい。
そして、これから子育てをするお母さん達に少しでも明るい希望を持ってもらえるように力になりたいとの思いから、立候補するに至りました。(引用元:http://ameblo.jp/eriko–imai/)
この文章を読んだだけでも、今井絵理子さんがいかに立派な人物であるかが伝わってきます。
どうやら聴覚障害を持つ大切な息子さんを子育てしている時に、子育て・差別・障害に苦しむ人達を見て、日本を良い方向へ変えられないかと思ったことが出馬した理由のようですね。
実際、私たちの見てないところで苦しんだり困ったりしている人がいるというの事実としてあります。
そのような人たちに目を向けることは確かに重要なことだと思います。
しかし様々な理由の上でそうなっているのでしょうから、
その他様々な要因をいかに解決していけるか、これからの今井絵理子さんの手腕にかかっていると言えるでしょう。
参議院選挙で掲げた政策
次に、今井絵理子さんが掲げた政策についてです。
今井絵理子さんは参議院選挙の立候補するにあたり訴えたい政策について、
「お母さんたちは、皆さんが知らないところで一人で苦しんだりとか、困ったりしていることがたくさんあります。そういうことに対してもお母さんたちの声を聞いて、そこから自分なりの政策をこれからつくりたいなと思います。」
と語っています。
また、具体的には交通の安全や情報保障、耳の聞こえない人に対する学校での対策などについて改善していきたいとも話しています。
自分が経験して見てきたことを踏まえて日本を良い方向へ変えていきたいと言う今井絵理子さんの母親としての思いが伝わってきますね。
今井絵理子さんは政治家としての活動は初めてですし、具体的にどのような政策を行っていくのかについてまでは多く語れないようですが、自らが経験したことを活かして、母親や子供がより良い生活をしていけるような社会を作るように活動してくれそうですね。
今井絵理子さんが当選した理由も、今までの母親としての苦労や聴覚障害に関する活動などを見てきた多くの人たちが応援しているからなんでしょうね。
個人的にはシングルマザーや子育て、障害に対する政策などに関して、より良いものにしてくれるんじゃないかなとは思います。
しかし、そればかりに固執して他の重要な政策についておざなりになるのだけはやめていただきたいなと思うところですね。
その辺のバランスをしっかり考えて、日本をより良いものへと変えていただきたいものです。
今井絵理子さんは人間的に立派な人のはずなので、
きっと良い方向へと導いてくれるとも信じています。
今井絵理子さんの今後の活躍に期待ですね。
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