新海誠の作品一覧!おすすめや新作は?ジブリとの関係や嫁と娘も
2016年に一大ムーブメントを巻き起こした『君の名は。』が記憶に新しい、アニメーション作家・新海誠さん。
『君の名は。』の大ヒットは日本国内に留まらず、中国やタイなどのアジア圏、ヨーロッパ圏でも大絶賛され、話題を集めました。
今回はそんな新海誠さんのおすすめ作品一覧や、ジブリとの関係性。
また、気になる嫁・娘などの家族構成についておまとめしました。
新海誠さんのプロフィール
【名前】 新海誠(しんかい まこと)
【生年月日】 1973年2月9日(44歳)
【出生地】 長野県南佐久郡
【事務所】 コミックス・ウェーブ・フィルム
明治42年創業という、歴史ある建設会社を代々営む「新津組」に生を受けた新海誠さん。
なので本名は「新津誠」さんなんですね。
お父さんはその3代目として手腕を振るい、年商70億円ほどの規模にまで会社を成長させた敏腕経営者。
一方のお母さんは絵を描いており、その作品は県の美術展にたびたび入賞するほどの腕前だったといいます。
そんなご両親に育てられた新海誠さん。
子供のころからSFや宇宙関係のものが大好きで、アーサー・C・クラークやアイザック・アシモフが愛読書だったそう。
もともとは家業を継ぐべく修行する予定でしたが、その申し出を断り、1996年にはゲーム会社・日本ファルコムに就職。
昼はロールプレイングゲームのパッケージ制作を担当する傍ら、帰宅後は午前3時頃までアニメーション制作を行うという生活を送るように。
そのうち、勤め先で作る映像(ファンタジー)と自分が暮らしている世界との間に乖離を感じるようになったこともあり、5年間勤めていた日本ファルコムを退社。
現在の事務所、コミックス・ウェーブ・フィルムに所属するようになります。
新海誠さんとジブリとの関係は?
日本におけるアニメーション映画スタジオの巨匠といえば、もちろんジブリ。
老若男女誰もが知っているジブリ作品には新海誠さんも影響を受けたようで、インタビューの中でこう語っています。
「今作、というか僕自身、ジブリ作品から受けている影響はすごく大きいです。
ジブリ作品はあらゆるアニメ制作者にとって一番大きな存在でもあると思いますし、日本人にとっても、もう日本人全員が知っているブランドですよね。(中略)
そこまで巨大な存在なので、意識的であれ無意識的であれ、どうしても影響を受けている部分はあると思います」
(『新海誠が語るアニメ作品秘話』より)
このように、自身も大きな影響を受けていると語るジブリ作品ですが、新海誠さん自身にスタジオジブリと関係があるわけではありません。
一部作品などで「ジブリとタッチが似ている」「キャラクター造形がそっくり」との理由から「新海誠さんはスタジオジブリ出身?」と勘違いする人もいますが、そうではありませんのでご注意を。
新海誠さんのおすすめ作品一覧!気になる新作情報も
そんな新海誠さんのおすすめ作品一覧をご紹介。
新作情報もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
『ほしのこえ』(2002年)
新海誠さん初の劇場公開作品である『ほしのこえ』。
監督・脚本をはじめ、演出・作画にいたるまで、ほとんどの作業を新海誠さんひとりで手がけたという、約25分間のフルデジタルアニメーション作品です。
独特な世界観が織り成す、なんとも言えない不思議な空気感がたまりません。
一言で言うと、切ないSFアニメ。
会いたくてもあの頃の君にはもう会えない。
25分という短時間のアニメ作品なので、ぜひ気軽に見ていただきたいですね。
初の劇場公開作品にして、数々の賞を受賞している『ほしのこえ』。
新海誠さんの才能に、世間がいかに驚いたかが伺えます。
『第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門』最優秀賞
『第7回アニメーション神戸』特別賞
『第6回文化庁メディア芸術祭』特別賞
『第34回星雲賞メディア部門』BestDirector賞
『第8回AMD AWARD』BestDirector賞
『秒速5センチメートル』(2007年)
単館上映でありながら、半年にも及ぶロングランを記録した連続短編アニメーション『秒速5センチメートル』。
『アジア太平洋映画祭 アニメーション映画賞』や、イタリアのフューチャーフィルム映画祭『ランチア・プラチナグランプリ(最高賞)』を受賞するなど、世界各国で評価されている作品です。
『秒速5センチメートル』は新海誠さんの代表的作品と言えるでしょう。
ノスタルジックな空気感がとてもたまりませんが、どちらかと言うと見る人を選ぶ作品かもしれません。
人の心理状態が綺麗な映像と共に上手く描かれていて、新海誠さんらしい作品に仕上がっています。
大人のアニメって感じですね。
『秒速5センチメートル』発表後の2008年1月から2月にかけては、ヨルダン・カタール・シリアの3カ国でデジタルアニメーション制作のワークショップを行った新海誠さん。
この働きにより「世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクト」に選出され、内閣府から感謝状が贈られています。
『君の名は。』
新海誠さんを語るとなれば、今やこの作品を避けては通れないでしょう。
2016年に興行収入240億円(2017年2月時点)という大ヒットを記録した『君の名は。』。
8月26日に公開されるやいなや、28日間で774万人を動員したモンスター級のヒット作です。
興行収入100億円の大台を突破したのは、日本のアニメーション監督としては宮﨑駿さんに次いで2人目。
これまでにも国内外で高い評価を受けていた新海誠さんの名前を、より広く全国に知らしめた作品です。
他の新海誠さんの作品はちょっと独特な空気感で人を選ぶようなノスタルジックな作品が多めでしたが、『君の名は。』は新海誠さんお得意の独特な空気感はそのままに、かなりカジュアルで見やすい作品に仕上がっていました。
本当に何度でも見たくなってしまうほどに面白い作品でした。
誰もが必ず一度は見て欲しいですね。あれだけの大ヒットを飛ばせた理由が見ればわかると思います。
絶対面白いので、ぜひ見て下さい。
主な受賞・ノミネート歴
『第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭 アニメ作品部門』最優秀長編作品賞 受賞
『第60回BFIロンドン映画祭 Official Competition』ノミネート
『第18回プチョン国際アニメーション映画祭 長編コンペティション部門』優秀賞・観客賞 受賞
『ニュータイプアニメアワード 2015-2016 作品賞(劇場上映部門)』1位
『第42回ロサンゼルス映画批評家協会』長編アニメーション賞 受賞
『第29回日刊スポーツ映画』大賞・石原裕次郎賞 監督賞
『CARTOONS ON THE BAY PULCINELLA AWARDS2017』監督賞・脚本賞 受賞
※同時にコミックス・ウェーブ・フィルムがスタジオオブザイヤーを受賞
■新海誠さんのその他の作品一覧
・雲のむこう、約束の場所(2004)
・星を追う子ども(2011)
・言の葉の庭(2011)
新海誠さんの気になる新作情報!
映画『君の名は。』のプロモーションが落ち着いた2017年2月直後から、早くも新作の企画を立ち上げていたという新海誠さん。
2017年3月に立ち上がったこの企画は、9月時点で脚本や美術設定を進める段階に入っていたといいます。
気になる内容は「若い人のための映画」だと語る新海誠さん。
巨大地震や大規模豪雨などの自然災害や、ミサイルの飛来・・・
そんなハードな環境を”押し付けられた”若い世代が、どんな風に将来を歩み、どう乗り越えていくのか。
そんな視点で作られているという新作。
ますます内容が気になりますね!
新作の続報に期待です。
新海誠さんに嫁・娘はいるの?家族構成をご紹介
あまり公の場でプライベートについては話してこなかった新海誠さん。
その新海誠さんが結婚していたことを日刊ゲンダイが報じたのは『君の名は。』のヒットに世間がざわつく2016年10月のことでした。
新海誠さんのお嫁さんは三坂知絵子さん。
舞台・映画女優として活動している方で、新海誠さんの4つ歳下の女性です。
2000年には北村龍平監督の作品『VERSUS -ヴァーサス-』でヒロイン役に抜擢される一方、東京大学大学院で修士課程を学ぶなど、芸能活動と学業を見事に両立されています。
映画論・アニメ評論を多く手がけていた故・浜野保樹教授が縁となって、新海誠さんと三坂知絵子さんが知り合い、後に結婚に至ったようです。
2010年5月には長女・新津ちせちゃんが誕生。
現在は劇団ひまわりに所属し、子役として活動しています。
ブランド卵「きよら」のCMで「きよらのおふとんをかけてください」と懇願する愛らしい声にメロメロになった人も少なくないはず。
実は、あの声を演じているのが新津ちせちゃんなんです。
いつの日か、お父さんの新海誠さんが監督したアニメーション作品に、新津ちせちゃんが声優として登場する・・・という“親子合作”が実現するかもしれませんね!
今回の記事のまとめ
今回はアニメーション監督・新海誠さんについておまとめしました。
おすすめの作品一覧はもちろん、気になる新作情報や、ネット上で噂されているジブリとの関係など、多岐に渡ってご紹介してきました。
プライベートの印象が薄い新海誠さんですが、まさか嫁・娘ともに芸能界で活躍しているとは驚きでしたね!
なにかと多芸多才な新海誠ファミリーから、今後も目が離せそうにありません。
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