夏至の赤い満月『ストロベリームーン』の持つ意味や理由など
だんだんと夏が近づき、エアコンなしでは生きていけない!!なんて方も増えてきたんじゃないでしょうか。
今年も大分暑くなりそうですね。
夏至の頃になってくると、月が赤みを帯びて見えることがあります。
この赤みを帯びた満月は『ストロベリームーン』と呼ばれており、
これがまたなんともステキな意味を持っているのです。
今回は夏至に見られる満月『ストロベリームーン』の持つステキな意味や、夏至の日に近い満月がなぜ赤くみえるのか、その理由について書いていきたいと思います。
ストロベリームーンの持つステキな意味って?
元々、ストロベリームーンという名前はネイティブ・アメリカンが季節に応じて満月につけた名前に由来しています。
彼らは1年に12回現れる満月に対し、身近な動物や季節の植物などの名前をつけました。
12個の満月のうち夏至の頃、つまり6月頃に現れる満月のことを月が赤みを帯びていることから、『ストロベリームーン』と呼ぶようになったそうです。
イチゴは初夏の果物。
季節の食べ物であることと、イチゴの色に似ていることからその名前つけられたようですね。
そしてストロベリームーンは見ると、
『幸せになれる』
『好きな人と結ばれる(結婚できる)』
などの言い伝えがあるそうです。
なんともストロベリームーンという名前にふさわしいロマンチックな意味があるんですね。
好きな人がいる人、カップル同士、最近幸せが足りてないと感じている人など、
ぜひぜひ夏の夜にストロベリームーンを眺めながら思いを馳せてみてください。
この夏、ステキな思い出が待ってるかも・・・!?
ストロベリームーンが赤く見える理由は?
では次に、なぜ夏至の時期に見られる満月である『ストロベリームーン』が赤く見えるのか
その理由について書いていきたいと思います。
そもそも月が満月に見えるタイミングというのは、
地球を真ん中に月と太陽が反対側にある時です。
ゆえに太陽が高い時は満月の高さが低く、太陽が低い時は満月の高さが高くなるのです。
日本がある地球の北半球では、太陽の高さが夏に高くなるのに対し、満月の高さは夏には低くなります。
夏至の頃には満月の高さはかなり低くなり、地平線に近い高さにまでなります。
朝日や夕日など、太陽も地平線の近くでは赤く見えますよね?
それと同じような原理で、地平線の近くにある満月も赤く見えるというわけです。
ちなみに地平線に近い太陽や月が赤く見える理由はなんなのかについてですが、
太陽や月が地平線に近づくということは、
太陽や月が自分がいる位置の真上から横に移動していくということです。
真上に比べて、横の方が太陽や月から自分がいる位置までの距離の方が遠くなります。
(横と言っても地球は丸いので斜め下ぐらいのイメージですかね)
そうなると太陽や月の光は真上にある時に比べて、大気中を長い時間かけて通ってくることになります。
光というものは赤い光や青い光など、様々な色の光が組み合わさってできているんです。
太陽や月の光が大気中を長い時間かけて通ってくることにより、他の光が拡散されてきってしまい、赤い光だけが残ります。
結果として地平線に近い太陽や月が赤く見えるというわけです。
2016年の夏至は6月21日。そしてストロベリームーンとなるのは6月20日。
2016年はちょうど夏至の時期にストロベリームーンがやってきました。
年によってはストロベリームーンが出る日と夏至の日が離れてしまうこともよくあるのです。
場合によってはストロベリームーンが7月に入ってしまうこともあるほど。
今年は綺麗に夏至の時期とストロベリームーンが重なりましたね。
夏至の夜はぜひ、初夏の満月『ストロベリームーン』を見てみてください。
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