【ネタバレ注意】ワールドトリガー・第146話の感想・考察記事
この記事はワールドトリガー第146話のネタバレ&感想・考察記事です。
ネタバレ部分を多く含みますのでご注意ください。
前回の話で三雲のスパイダーを使ったワイヤー作戦が見事にハマり、ベイルアウトした香取隊長。
圧倒的なスコア差で勝利した三雲隊。
最後に立っていたのは空閑だった。
第146話 玉狛第2⑭
『香取隊長ベイルアウト!』
『ここで決着!』
『最終スコア7対1対1』
『玉狛第二の勝利です!』
『最終的に一騎打ちにまでもつれこんだものの』
『点数を見れば大差の圧勝という結果になりました!』
「おつかれさま~」
戻ってきた空閑を迎える三雲・雨取・宇佐美の3人。
「いや~勝った勝った」
「イェイ」「イェイ」「イェ~イ」
3人と喜びを分かち合う空閑。
『さて今回の試合』
『振り返ってみていかがでしょうか?』
実況の出水と時枝に解説を振る実況者の武富桜子。
出水
「玉狛の新技が山盛りだったな」
「所見であれと当たった香取隊と柿崎隊はご愁傷様としか言いようがない」
時枝
「玉狛第二の勝ちパターンができてましたね」
「戦術で優位を取って最後まで倒し切る」
「ちょうど諏訪隊・荒船隊戦の時のような感じでした」
『なるほど!たしかに!』
『ROUND4の敗戦から躍進した玉狛第二の新戦術』
『その肝はどこだと思われますか?』
出水
「そりゃメガネくんのワイヤーだろ」
時枝
「ですね」
出水
「玉狛がエース以外弱いってのは前から言われてた」
「だから自分が強くなってエースの負担を減らそう」
「じゃなくて」
「”だったらもっとエースを強くしよう”っていう発想の逆転があのワイヤーの持つ意味だ」
「割り切ったいいトリオンの使い方だとおれは思うね」
三雲
(やっぱり木虎はすごい・・・・!)
嵐山
「おっ」
「木虎!三雲くんたち7点獲って勝ったみたいだぞ!」
木虎
「当然でしょう」
「あのチームの能力を活かせばそのくらい」
携帯で試合結果を確認する二宮。
二宮
「・・・・・・・・・」
「ふん・・・・・・・」
辻
「?」
『空閑隊員が点獲り役なのは変わらずですが』
『その仕事がやりやすくなっているということですね!』
時枝
「そうですね」
「雨取隊員の狙撃にも同じことが言えます」
「まともに3対1で当たれば」
「柿崎隊は空閑隊員を落とせたと思いますが」
「ワイヤーとシールド無視の狙撃があることで」
「柿崎隊は相当意識を散らされた」
「一方の空閑隊員は深く斬り込まなくても」
「相手を崩すだけで敵の戦力を削いでいける」
「砲撃での追込みからすべてが」
「空閑隊員が有利をとるための戦術と見ていいでしょう」
空閑
「さすがときえだ先輩」
『敗れた香取隊と柿崎隊についてはいかがでしょうか?』
時枝
「柿崎隊は全体的に普段通りやれてたと思いますね」
「ですがやはり3人のフォーメーションに拘って」
「雨取隊員を抑えるのが遅れたのが敗因じゃないかなと思います」
柿崎
「悪かった。充の言うとおり俺のミスだ」
「もっと早く安全策を捨ててお前たちに自由にさせるべきだった」
宇井
「いやーどうかな」
巴
「レッドバレット狙撃を見る前に行ったらやられてたと思うし・・・」
照屋
「隊長が作った安定したフォーメーションはうちの強みです」
「簡単に捨てるなんて言わないでください」
3人の反応に驚く柿崎。
宇井
「要は2-1とかに分かれる動きもがっちりフォーメーションにしちゃえばいいんだよね」
巴
「なるほど」
照屋
「基本戦法に単独行動を設定するってことね」
「文香か虎太郎を切り離した時に・・・」
「・・・・・」
「ほら!ザキさんも考えて!」
出水
「柿崎隊では照屋ちゃんがいい働きしたな」
「レッドバレット狙撃の防ぎ方を見つけて」
「隠し玉のレッドバレットハウンドまで引き出した」
「今後玉狛と試合する部隊は」
「照屋ちゃんに感謝することになるだろうな」
「レッドバレットハウンドは初めて食らったらかわせねーだろあれ」
「逆に玉狛は切り札使っちゃってもったいなかったかもな」
宇佐美
「実践で試せたから問題ないのです」
出水
「香取隊はなー」
「香取ちゃんの調子が悪かったな」
「香取ちゃんが暴れて他の二人がフォローするのがいつもの戦法だけど」
「今回は香取ちゃんが暴れるほどのチャンスがなかった」
時枝
「良くも悪くも香取隊長次第のチームですからね」
出水
「結局最後まで」
「メガネくんのワイヤーの仕掛けもわかんなかったしな」
「あれどういう仕掛けだったの?」
時枝
「想像はつきますけど」
「ここで種明かしするのはフェアじゃないので」
『解説者の鑑(かがみ)ですね!』
陽太郎
「ヒュースはわかったか?」
「おさむのしかけ」
ヒュース
「おそらくだが」
「仕掛けは”色”だろう」
陽太郎
「色?」
ヒュース
「目立つ”赤いワイヤー”と風景に溶け込ませた”普通のワイヤー”」
「二つのワイヤーを使っているように思わせて」
ヒュース
「落ち着いてよく見れば見破れるが」
「スローペースな展開はユーマを待つオサムの望む所」
「どちらに転んでも損はない仕掛けだったな」
陽太郎
「ほう・・・おさむもやるな」
ヒュース
「実力が大差なければより準備をしたほうが勝つ」
「それだけの話だ」
出水
「まあなんにせよ今回は」
「しっかり準備した玉狛が勝つべくして勝った感じだな」
『マンティスですね!』
『影浦隊の影浦隊長が考案した”マンティス”は』
『スコーピオンを二本つなげる荒技です!』
時枝
「玉狛第二の新しい戦術に対する貪欲さは」
「他の部隊にも影響を与えそうですね」
『この先ワイヤー戦術が流行するなんてことも・・・?』
出水
「空閑の体術と砲撃ありきの戦法だから」
「同じレベルでやれるとこはすくないだろうけどな」
『・・・・さて本日の試合が終了!ランキングが更新されました!』
001 二宮隊
002 影浦隊
003 生駒隊
004 玉狛第2
005 王子隊
006 東隊
007 鈴鳴第一
008 弓場隊
009 香取隊
010 諏訪隊
011 荒船隊
『玉狛第二は大量得点で4位にジャンプアップ!』
『香取隊と柿崎隊は変わらずという結果になりました!』
『玉狛第二はまだまだ台風の目になりそうですね!』
『以上をもってROUND5夜の部を終わりたいと思います!』
『皆さんおつかれさまでした!』
場面は香取隊作戦室へ変わる。
香取
「もうやめる」
「ボーダーやめる」
ベッドに倒れ込み、拗ねる香取。
三浦
「葉子ちゃん・・・そんなこと言わないでよ」
香取
「負ければ負けるほど自分が嫌いになるもん」
「だからやめる」
染井
「今やめても自分を嫌いになると思うけど?」
香取
「そういう言葉がほしいんじゃない!」
若村
「華さん・・・!」
染井
「葉子はやりたいことをやったほうがいい」
「そういう性格だから」
三浦
「・・・・葉子ちゃん」
「もうちょっとだけがんばってみようよ」
「葉子ちゃんが玉狛にムカつくのはきっと玉狛がうらやましいからだよ」
若村
「・・・・!」
三浦
「玉狛みたいに工夫して作戦立てて勝てるようになろうよ」
「まだ全然遅くないよ」
香取
「・・・・だってアタシ」
「工夫とか勉強とか苦手だもん・・・・」
染井
「大丈夫」
「悔しいって思えるならまだ強くなれるはずだから」
香取をなぐさめる3人。そして場面切り替わり・・・
迅
「どうだった?この試合」
ヒュース
「・・・前よりは幾分ましになったと言ってもいい」
迅
「お、かなり高評価だな」
次週へと続く。
感想・考察
見事な玉狛第二の作戦勝ちといったところでしたね。
今回なんだかんだと高得点で勝利し、B級4位にまで上り詰めた三雲隊。
A級入りまでの道が段々と近付いてきました。
あと1,2戦でA級入りしそうではありますね。
次にまだこれといった活躍がない生駒隊・王子隊・弓場隊あたりと戦った後、
二宮隊&影浦隊へのリターンマッチ・・・のような流れになりそうな気がします。
玉狛第二の試合だけでなく、他のB級上位同士の試合も見てみたいですね!
そしてヒュースは無事仲間になれるのか?
今後のワールドトリガーにも期待大ですね!
以上、【ネタバレ注意】ワールドトリガー・第146話の感想・考察記事でした。
・前回の話
⇒【ネタバレ注意】ワールドトリガー・第145話の感想・考察記事
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