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直木賞2017月の満ち欠けのあらすじとネタバレ!感想と評価も

 

第157回芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会が2017年7月19日に行われ、

2017年上半期の芥川賞受賞は沼田真佑さんの「影裏」、

2017年上半期の直木賞受賞は佐藤正午さんの「月の満ち欠け」に決定!

 

沼田真佑さん、佐藤正午さん、受賞おめでとうございます!

 

今回は2017年上半期の直木賞を受賞した佐藤正午さんの「月の満ち欠け」にスポットライトを当てて、作者の佐藤正午さんについてや、小説「月の満ち欠け」のあらすじや内容ネタバレ、読んでみた感想や評価などについてまとめて書いていきたいと思います。

 

 

2017年上半期直木賞受賞の佐藤正午さんってどんな人?

 

 

【名前】   佐藤 正午(さとう しょうご) ※本名・佐藤 謙隆

【生年月日】 1955年8月25日

【出身地】  長崎県佐世保市

【学歴】   北海道大学文学部国文科中退

【職業】   小説家

【デビュー作】永遠の1/2

【代表作】  鳩の撃退法、月の満ち欠け

 

佐藤正午さんは1955年生まれ、デビュー34年のベテランの小説家です。

大学在学中に野呂邦暢さんの『諫早菖蒲日記』を読んで感動してファンレターを書き、その返事をもらったことがきっかけで小説を書くようになったんだそうです。

 

デビュー作品は「永遠の1/2」

1983年にこの作品が集英社が主催している純文学の公募新人文学賞であるすばる文学賞を受賞したことをきっかけに、小説家としての名が知れ渡るようになりました。

 

デビュー後も、

「リボルバー」

「個人教授」 ※山本周五郎賞候補作

「彼女について知ることのすべて」

「Y」 ※ベストセラー

「ジャンプ」 ※ベストセラー

「身の上話」

「鳩の撃退法」

「月の満ち欠け」

などの代表作を世に送り出しました。

 

この中でも、「鳩の撃退法」は2015年に山田風太郎賞を受賞し、

「月の満ち欠け」は第157回直木賞を受賞するほどの評価を受けました。

 

 

デビューしてから34年経ち、佐藤正午さんが60歳を過ぎてからの受賞。

 

ご本人は直木賞受賞に対し、

「ずっと直木賞を意識して書いていたわけではなく、作家人生を歩んでいたら“ばったり出会った”」

と語っており、デビューから現在までの34年間に対しては、

「いい編集者に出会って、マイペースを保ってこられた」

と話していたそうです。

 

ご本人も「今?」って思ってしまうほどの驚きだったみたいですね(笑)

 

佐藤正午さんが34年間編集さんと共に積み上げてきたものが評価されたということでしょうか。

なんだか感慨深いものがありますね。

 

 

月の満ち欠けのあらすじと内容ネタバレ

 

それでは、第157回直木賞を受賞した「月の満ち欠け」のあらすじと内容ネタバレについてまとめていきたいと思います。

 

 

岩波書店の公式サイトに載っていた本のあらすじ・内容がはこちらです↓

 

あたしは,月のように死んで,生まれ変わる――目の前にいる,この七歳の娘が,いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の,三十余年におよぶ人生,その過ぎし日々が交錯し,幾重にも織り込まれてゆく.この数奇なる愛の軌跡よ! 新たな代表作の誕生は,円熟の境に達した畢竟の書き下ろし.さまよえる魂の物語は戦慄と落涙,衝撃のラストへ.

引用:岩波書店公式サイト

 

流石にこれだけだと内容ネタバレというには物足りないので、

少し噛み砕いた「月の満ち欠け」のあらすじ・内容ネタバレをまとめていきたいと思います。

 

 

まず、「月の満ち欠け」は生まれ変わりがテーマの小説です。

主人公の瑠璃は愛する人に再会するために、亡くなっても何度も生まれ変わります。

 

小さな少女の体に大人の女性の記憶が残っているというなんとも不思議な状況ですが、

愛する人への思いが生まれ変わりに繋がり、

二人の思いが繋がっていく、とてもロマンチックな物語。

 

恋人・夫・父親、三人の男と一人の少女の三十余年にも及ぶ人生が描かれています。

 

最初は7歳の娘として生まれ変わるルリですが、

その人生も短命で終わってしまい、その後も何度も何度も次のルリへと生まれ変わります。

しかし、生まれ変わったルリも全て短命で終わってしまい・・・。

 

それでも愛する人に再び会うために記憶を保持して生まれ変わるルリ。

 

しかし、ルリが生まれ変わるとは無関係に年齢を重ねていってしまう男。

 

こんな数奇な人生が本当にありえるのだろうか。

そして輪廻転生を繰り返す彼女を男は信じることができるのだろうか。

 

 

・・・といったあらすじ・内容になっています。

 

 

月の満ち欠けの感想と評価

 

続いて、「月の満ち欠け」を読んでみた感想と評価です。

 

直木賞候補作品として話題を集めていた今作品。

まさか本当に直木賞を受賞してしまうとは。

 

でも確かに直木賞を受賞してもおかしくないほどの見事な作品でした。

 

 

何度も何度も記憶を保持したまま輪廻転生し続けるという、SFチックな物語ではありますが、それが愛のなせるものと考えるととてもロマンチックですね。

 

大人の記憶を持った少女というのは不思議な怖さが確かにありますが・・・(笑)

 

愛する人に逢いたくて何度も生まれ変わる・・・そんな彼女をホラーだと思うか、

ロマンチックだと思うかは人によって変わるかもしれません。

(私はロマンチックだと思います)

 

 

月の満ち欠けのように、欠けても二人はまた巡り合い満ちていく。

 

ラストは私が待ち望んでいた展開・言葉についつい感動・・・。

 

タイトル通りの感動的なストーリーでした。

 

 

「月の満ち欠け」を読んでると、ぐいぐいと物語に引き込まれていってしまいます。

流石直木賞を受賞するだけのことはありますね。

 

「月の満ち欠け」は佐藤正午さんの書く文章も素晴らしいですし、先が気になる展開ということもあり、夢中になって読みふけってしまう人も多いでしょう。

 

まだ「月の満ち欠け」を読んでいないという人はぜひ読んでみて下さい。

不思議な世界観に引き込まれること間違い無しですから。

 

 

評価としては、個人的にはかなりの高評価を与えたいところです。

 

しかし、ネットの他の人のレビューや評価を見ると、

高評価を出している人の数の方が圧倒的に多いですが、

中には微妙な評価を下している人も少しいたので、

ひょっとしたら合わないという人もいるかもしれません。

 

ただ、流石に2017年上半期の直木賞を受賞するほどの作品ですから、

話題作ということもあり、読んでおいて損はないと思います。

 

 

今回の記事のまとめ

 

今回は2017年上半期の直木賞を受賞した「月の満ち欠け」の作者の佐藤正午さんについてや、小説「月の満ち欠け」のあらすじや内容ネタバレ、読んでみた感想や評価などについてまとめてみました。

 

「月の満ち欠け」の作者の佐藤正午さんは、34年も小説を書いているベテランの小説家です。

そのため、受賞前からファンだった人も多いかもしれませんね。

(2017上半期芥川賞を受賞した沼田真佑さんは「影裏」がデビュー作なので対照的ですね)

 

「月の満ち欠け」について、ネットのレビューを見ると軒並み高評価レビューの嵐。

ただ、中には一部合わないという人もいたので、合わない人も中にはいるかもしれません。

しかし、個人的には星5つぐらいの高評価をあげたい作品なので、

ぜひぜひ手にとって読んでみてください。

 

ぐいぐいっと引き込まれていくと思いますよ。


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