子連れ出勤に反対の怒りの声!メリットデメリットや企業対応は?
子供共に会社に出勤し、仕事をするという新しいスタイルの働き方「子連れ出勤」
最近ニュースで取り上げられたりと何かと話題になっています。
しかし、ネットで子連れ出勤について調べていると出るわ出るわの反対意見。
実際メリットとデメリットはどうなってるの?ってことで、採用している企業が具体的にどうしているのかについてなども含め、子連れ出勤に対する意見をまとめてみました。
そもそも子連れ出勤ってなんなの?
おそらくこの記事にたどり着いている人のほとんどが大体わかっていることかもしれませんが、軽く説明しておきましょう。
子連れ出勤とは、その名の通り子供を連れて会社に出勤する新たな働き方のことです。
連れ来た子供はどうすんの?って思うかもしれませんが、企業によって様々な形で対応していっているようです。
子連れ出勤を許可している企業側の対応
■子供が遊んでいられるキッズスペースを確保する企業
子供が遊べるように社内の一部にキッズスペースを確保し、そこで子供を遊ばせておいて仕事をするという形。
ただ、実際のところ子供が一人でずっと笑顔でそこで遊んでいるか?と言われればきっとそうではないでしょう。
時には泣き出すこともあるでしょうし、何だかんだ子供の世話にかなりの時間を持っていかれそうです。
■託児所を会社内に設ける企業
託児所を会社内に設けるという形。
社員として保育士を雇うパターンなどもあり、一番健全なスタイルなのかもと思われます。
保育園にわざわざ寄る手間も省けて、社員としてはかなりありがたい制度になっているんじゃないでしょうか。
ただ、託児所を社内に設けることが可能な規模のオフィスを有する企業ばかりでないのも明らか。
これを実現できる企業の数はそう多くはないでしょう。
■乳児を抱えながら普通に仕事を行う企業
乳児を抱えながら普通に仕事を行うという形。
テレビを見てて「ええ・・・」という風に驚愕を覚えた人も少なくはないはず。
これが反対意見が多数寄せられている主なスタイルの一つでしょう。
おそらく前述したキッズスペースを確保している企業も一時的にはこんな風になると思われます。
・・・と、企業によって様々な形で行われている子連れ出勤支援。
この子連れ出勤に対する反対意見が今、ネットを騒がせています。
子連れ出勤を政府が後押しすることを表明
2019年1月15日、宮腰光寛少子化担当相が“子連れ出勤”を政府として後押しする考えを表明したことが報道されました。
具体的には補助金を従来の2分の1から3分の2に引き上げる方針なんだとか。
以前にも子連れ出勤についてニュースで取り上げられたことがきっかけで騒がれたこともありましたが、今回のこのニュースでネットの騒ぎも再燃。
子連れ出勤に対する様々な反対意見が飛び交っています。
ネット上にあふれる子連れ出勤に反対する怒りの声
ネットにあふれていた子連れ出勤に対する反対意見として、
・プライベートと仕事の区別をつけたほうがいい
・仕事の邪魔になるのでどう考えてもどこかに預けるべき
・騒がしい子供だったら仕事の邪魔になってしまう
・クリエイティブ系の仕事とかだったら良いかもしれないが、事務処理系の仕事だったら邪魔にしかならない
・子供に気を遣わなければならないのがすごく嫌
・職場が子連れ出勤可だったら普通に嫌
・子供のイタズラが原因で大きな問題になる可能性がありそう
・・・など、書ききれないぐらい様々な意見が飛び交っていました。
やはり仕事の邪魔になるという気持ちが強いというのと、子供に気を遣うのが心理的負担になるということ、子供のイタズラなどが会社のトラブルに発展する可能性があるということなどが、多くあげられていました。
また、自分が子供を連れていく側の意見として、「自分の子供が人に迷惑をかけているのが嫌だ」と、他の人に迷惑をかけてしまうことを心配して余計に仕事に集中できないという意見もあげられていました。
実際、電車やバスなどの公共交通機関などで子供が泣き出したときに申し訳ない気持ちでいっぱいになる母親の方などの数はかなり多いようなので、周りの人への影響だけでなく、自分自身も仕事に集中できなくなってしまうという人も少なくないでしょう。
ネット上の意見については、子連れ出勤については賛否両論・・・というよりも、否定的な意見を持つ人の方が圧倒的に多かったですね。
ネットで飛び交う意見は多くの人の心の声みたいなところがあるので、おそらく日本全体で見ても反対派の方が多いことでしょう。
子連れ出勤のメリット・デメリット
続いて、子連れ出勤のメリット・デメリットについてもまとめていきたいと思います。
■メリット
・子供の預け先がない時でも働くことができる
・会社によっては子供がいることによって社内の雰囲気が明るくなる
・保育園不足問題への助力となる
・出産後の職場復帰がしやすくなる
・待機児童問題などに悩む必要がなくなる
■デメリット
・職場全体の仕事効率が下がる恐れがある
・自分自身、子供が気になって仕事に集中できなくなる可能性がある
・子供のイタズラが大きな企業トラブルに繋がる可能性がある
・仕事中に他人の子供に気を遣わなければいけなくなる
・・・と、政府が推進しようとしているだけあって、確かに一応メリットもあります。
職場の雰囲気が明るくなるというのは働いている人の性格などにもよるでしょうから、すべてがすべて当てはまるわけではないですが、確かに出産後の職場復帰がしやすくなることや、子供の預け先がない時にでも働けるというのは大きなメリットではあると思います。
“他の人の迷惑にならなければ”という条件付きですが・・・。
個人的に子連れ出勤に反対する理由
ここまで企業ごとの対応、ネット上での意見、メリットデメリットを見てきてわかったことは、
“大多数の人が子連れ出勤に対して反対している”ということ。
そもそも子連れ出勤というシステムって職場にいる人全員の賛同を得られなければ成り立たないと思うんですよね。
一人でも嫌な気持ちになっている人がいたりしたら、その人は仕事中ずっとストレスを抱えてしまうことになるわけで。
でも、職場にいる人全員が子連れ出勤に賛成しているなんてこと、まずあり得ませんよね。
これはネット上に反対意見があふれていることからも明らかだと思います。
もしあり得るとしたら最初から子連れ出勤を前面に押し出して社員を募集している企業だったり、会社のカラーと合うような企業だけなんじゃないでしょうか。
そして多くの人も同じことを思っていると思いますが、どう考えても仕事の邪魔になりますよね。
子供が泣きわめいている中仕事をして効率が下がらないわけがないですし、子供を連れてきた本人も子供が気になって仕方がないでしょう。
っていうか自分の子供が泣きわめいて他の人の迷惑になっているのを気にしない親なんているんですかね。
もしいるとしたら相当図太い性格をしている人か、周りのことを一切考えない自己中な人だけなんじゃないでしょうか。
子連れ出勤に関しては、メリットとデメリットを比較しても明らかにデメリットの方が大きいと思うので個人的には子連れ出勤に対しては大反対です。
唯一賛成できるのは、託児所を社内に設けるというシステム。
親側としたら保育園に預けに行く手間も省けますし、企業側からしても出産後の職場復帰や優秀な人材の確保にもつなげることができます。
デメリットがあるとしたら託児所を維持管理・運営していく資金ぐらいでしょうか。
これはかなりメリットが大きく、デメリットもほぼないので、大賛成ですね。
ただ、これを実現するにはある程度の企業規模と資金的な余裕が必要なことは明らかなので、現実問題として全ての企業でこれを実現していくのは不可能でしょう。
政府は子連れ出勤の補助金を引き上げて企業に推奨していき、待機児童問題の解消や少子化対策、子育てしやすい環境を作っていこうとしているのかもしれませんが、労働環境の悪化に繋がるだけなので本当に大迷惑な話です。
託児所を設ける企業に補助金を出すっていうのなら賛成ですが・・・。
でもそれよりもまずは保育士に対する補助金とか保育園増設とかいくらでもやらなければいけないことがあるのではないでしょうか。
子連れ出勤に関しては一部の民間企業が勝手にやるならば、一つの選択肢としてはありなのかもしれませんが、政府が推奨していくようなものでもない気がします。
政府として、現実的に問題を解消できるような取り組みを推奨してくれないかなーなんて、一人の国民としては願うばかりです。
今回の記事のまとめ
今回は現在話題の中心となっている子連れ出勤について、企業の対応、反対意見の紹介、メリットデメリット、個人的な意見などをまとめさせていただきました。
ネット上では反対意見多数。個人的にも子連れ出勤に対しては大反対です。
メリットに対するデメリットが大きすぎるんじゃないかと思うわけです。
一部の企業が勝手に取組みとして行うならアリかもしれませんが、どう考えても政府が資金を捻出してまで取り組むような事業ではないでしょう。
いい加減政府として現実的に問題を解決する方法で動いていってほしいものですね。
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